JR西日本は29日、2025年大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」を描いたラッピング列車を報道各社に公開した。万博開幕まで500日となる30日から、JR西や関西の大手私鉄はそれぞれデザインした独自の「万博列車」の運行を始める。

吹田総合車両所森ノ宮支所（大阪市城東区）でお目見えした列車は、白地に赤色や青色を基調としたデザインでミャクミャクや万博の公式ロゴマークが描かれている。ミャクミャクも現地に駆けつけて列車のPRに一役買った。

万博の会場となる大阪市の人工島・夢洲（ゆめしま）までアクセスするゆめ咲線や大阪環状線で8両1編成を運行する。万博を盛り上げようと、25年10月の会期終了まで大阪の街を走り抜ける予定だ。

JR西万博プロジェクト推進室の綿島崇倫（たかのり）課長は「万博の機運醸成に大いに貢献できるプロジェクト。実際に走る列車をぜひ見つけてほしい」と話した。

一方、阪急電鉄や阪神電鉄、近鉄、京阪電鉄、大阪メトロの5社も、既に万博に向けてデザインしたラッピング列車の写真やイメージ図を公表している。【井手千夏、小坂春乃】

毎日新聞 2023/11/29 09:30（最終更新 11/29 15:30）
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